「うっかりこぼして放置してしまった油汚れや、愛犬・愛猫のオシッコによる黄色い変色……これらはもう手遅れなのか?」そんな不安を抱く人に朗報だ。畳メンテナンス専門家が指南する裏ワザを使えば、時間を経た頑固な汚れも驚くほど綺麗にリセットできる。
油汚れの場合、絶対にやってはいけないのが水でゴシゴシ擦ることだ。油が草の繊維(い草の角質層)の奥深くまで浸透してしまう。まずは乾いたペーパータオルで余分な油分をしっかり吸い取った後、少量のでんぷん粉(片栗粉やベビーパウダー)を振りかけて油分を吸着させるのが鉄則。数分放置した後に掃除機で吸い取り、中性洗剤を希釈したぬるま湯を固く絞った雑巾でトントンと叩くように拭き取ると、生地を傷めずにクリアな状態へと戻る。
一方、ペットの尿汚れにはアンモニア成分の分解と中和が欠かせない。ここでの注意点はアルカリ性洗剤を絶対に使わないこと。い草が持つ天然色素(クロロフィル)が反応し、黒ずみや極度な黄ばみを引き起こす危険があるからだ。薄めたクエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)を霧吹きで軽く吹き付け、乾いたタオルで水気を押し取るように除去するのが、失敗しないプロの秘訣だ。
今すぐ自宅にあるもので試せば、長年諦めていた和室のシミが見違えるように解消し、愛着ある空間が再び甦るだろう。