汗疹にはいくつかのタイプが存在しますが、日常で目にする大半は「水晶様汗疹」か「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」のいずれかです。両者の特徴を比較すると、皮膚トラブルとしての性質が大きく異なることが分かります。
紅色汗疹は、角層よりも深い表皮内で汗管が破裂し、漏れ出た汗によって周囲の組織に炎症が起きる状態です。そのため、鮮やかな赤い丘疹(赤いブツブツ)となり、チクチク・ピリピリとした強い痒みや熱感を伴います。
一方の水晶様汗疹は、角層という最表面にとどまるため炎症を伴いません。赤みがなく、水滴を吹きかけたような透明または白っぽい小水疱だけが並びます。触れるとわずかにざらつく程度で、本人が気づかないうちに発症しているケースも珍しくありません。