ネット上のレシピ動画では簡単に美しく仕上がっているように見えても、現場環境では思わぬトラブルが発生します。特に知っておくべき誤解と注意点を整理しました。
1つ目の誤解は、「生ハムやももハムでも同じように作れる」という思い込みです。生ハムは塩分濃度が高くちぎれやすいため、細かい切り込みを入れるお花には不向きです。また、ももハムは赤身が多く繊維がしっかりしているため、曲げたときに裂けやすい特徴があります。飾り切りに最も適しているのは、柔軟性と均一な弾力を持つロースハム飾り切りです。
2つ目の盲点は、「冷蔵庫から出した直後の冷たい状態で作業してしまうこと」です。脂分が冷え固まっていると柔軟性が失われ、折り曲げた際に割れやすくなります。パックから出して常温に1〜2分置くか、手のひらで軽く挟んで温めると、驚くほどしなやかに曲がります。