インターネット上の掲示板やSNSでは「個人のスマホ1台くらいで総務省が動くわけがない」「街中で使っていてもバレない」といった安易な言説が散見されます。しかし、総合通信局の不法電波監視現場を取材すると、現実は大きく異なります。
技適なし使用バレる理由として、総務省が全国に配備している電波監視システム「DEURAS(デューラス)」や移動監視車両の存在が挙げられます。特に海外規格のまま輸入された製品は、日本の電波法で許可されていない周波数帯(例えばWi-Fiの5GHz帯屋外利用や、高出力Bluetooth)で電波を発信するため、周囲の基準局に異常な電波ノイズとして検知されやすい特徴があります。
近年特に問題視されているのが、海外ECプラットフォームで極端な低価格で販売されているBluetoothイヤホン技適未取得品です。大手キャリアの基地局や近隣住民のWi-Fiルーターに混信を与え、電波障害の申告から不法無線局が特定される事例が後を絶ちません。末端ユーザーが即座に逮捕されるケースは稀であるものの、販売業者の摘発やユーザー宅への総務省職員による指導・機器回収要請は日常的に執行されています。