日本の芸能界において、1970年代はアイドル文化が大きく開花した黄金期である。その中心にいたのが、天地真理、小柳ルミ子、南沙織の3人からなる「新三人娘」であった。それぞれが異なる魅力と圧倒的な存在感を放ち、茶の間のテレビを独占した。
70年代アイドルという言葉を決定づけた彼女たちの活躍は、後世の女性アイドルグループの原型を創り上げたと言っても過言ではない。洗練された歌唱力を誇る小柳、南国の爽やかさを纏う南、そして親しみやすい「となりの真理ちゃん」として愛された天地。三者三様の輝きは、当時の若者文化を牽引する強烈なエネルギーに満ちていた。