かつての「イケメン」の定義は、どこか画一的だった。しかし、米津玄師という存在は、そのステレオタイプを根底から覆した。彼の美しさは、中性的でありながらも力強く、退廃的でありながらも極めて健康的だ。対極にある要素が奇跡的なバランスで同居していることこそが、彼のビジュアルの最大の魅力である。
SNS上では、「整っているかどうか」という次元を超えて、「米津玄師というジャンルの美しさ」が存在するという意見が多く見られる。彼が自らの欠点すらもアートの一部として肯定し、表現として昇華させる姿は、ルッキズムに疲弊した現代人に新しい美のあり方を提示しているのかもしれない。