カルチャーシーンとテレビドラマ界に大きな足跡を残した2人の「おざわ」についても触れないわけにはいきません。
まず、90年代の「渋谷系」ムーブメントの旗手であり、シンガーソングライターの小沢健二の現在の活動です。一時期のアメリカ・ニューヨーク移住と沈黙を経て、近年はコンスタントな音楽活動と文筆活動を展開しています。日本武道館での大型アリーナ公演から、絵本の出版、文芸誌への長編エッセイ寄稿など、独自の言語感覚を武器にした創作活動は健在です。SNS上でも日々の思考や家族との対話を瑞々しい言葉で発信し続けており、流行に左右されない独自のファンコミュニティを確立しています。
一方、女優として確固たる地位を築いたのが小沢真珠の現在と出演作品です。2004年の昼ドラ『牡丹と薔薇』で見せた「役立たずのブタ!」などの過激なセリフと凄まじい怪演は、社会現象を巻き起こしました。現在は2児の母親としての顔を持ちながら、映画『翔んで埼玉』シリーズをはじめとする話題作で強烈なスパイスとなる役柄を好演。バラエティ番組では当時の裏話を明るく振り返りつつ、育児やライフスタイルに関する発信を行うなど、親しみやすさとプロの女優魂を巧みに両立させています。