漫画家・安倍夜郎が生み出した原案コミック『深夜食堂』は、人間の弱さや愛おしさを淡々と描いた名作だ。実写ドラマ化の際には小林薫の渋く温かみのある演技が作品の顔となり、日本のみならずアジア中で社会現象となった。この日本的ノスタルジーの塊のような世界を、はたしてハリウッドはどう受け止めるのか。
リーク情報によれば、舞台は新宿のゴールデン街からロサンゼルス・ダウンタウンの片隅にあるヴィンテージなダイナーへと置き換えられるという。しかし、メニューにない料理でも「作れるものなら何でも作る」という基本姿勢は不変だ。日本の伝統的な居酒屋文化が持つ包容力が、アメリカ西海岸の夜の文化とどう共鳴するのか。原作への深いリスペクトを感じさせるアプローチが取られている。