業界内では「店主の高齢化による大量廃業でカラオケ喫茶は姿を消す」という悲観論が長年支配的だった。だが現在、事業承継やリブランディングによって奇跡的なV字回復を遂げているという噂の真相はどうなのか。
実態を調査すると、経営者の引退に伴う閉店が続く一方で、空き店舗をクリエイターや若手飲食事業者が引き継ぎ、現代版として再生させる事例が相次いでいる。ヴィンテージな音響機器や風情ある内装をそのまま生かしつつ、夜はクラフトビールを提供するバー営業に切り替えるなど、昼夜で客層を分ける柔軟なビジネスモデルが成立し始めている。廃業の波を乗り越え、形を変えて生き残るタフな再生劇が各地で始まっているのだ。