横山裕の本名は「横山侯隆(きみたか)」です。芸能界入りの際、当時の事務所社長から「侯隆は漢字が難しくて読めない」という理由で、呼びやすく親しみやすい芸名「裕(ゆう)」が授けられたエピソードは広く知られています。
その生い立ちは、幼少期から極めて複雑な環境にありました。横山が3歳の頃に実の両親が離婚。その後、母親が再婚したことで家族構成が変わり、母と義父の間に2人の弟が誕生しました。弟たちとはそれぞれ6歳差、8歳差という年齢差があり、父親が異なる「異父兄弟」という間柄です。
再婚後の生活は決して裕福ではなく、やがて一家は深刻な生活困窮に陥ります。狭い団地での生活の中、電気や水道などのライフラインが止まりかけることも日常茶飯事であり、食費を切り詰める過酷な母子家庭・困窮家庭の現実を幼少期から目の当たりにしていました。