感動的なヒューマンドラマが展開する一方で、第8話のラスト数分間では、物語のメインテーマである「赤い金魚連続殺人事件」の歯車が一気に動き出します。
六郎が記事を提供していた『週刊ジャーナル』の記者・宍戸理一(北村有起哉)が、中堂系の恋人・糀谷貴美子が殺害された過去を完全に嗅ぎつけます。宍戸は六郎に対し、中堂がかつて殺人容疑者として疑われていた事実を告げ、UDIの内部情報をさらに探るよう脅しをかけてきます。
さらに、宍戸の背後には連続殺人犯・高瀬の影がちらつき始め、物語は感動の第8話から一転、シリーズ最大のクライマックスである第9話「敵の姿」、第10話「旅の終わり」へと雪崩れ込んでいきます。第8話は、単体の完成された名作回でありながら、最終章への決定的な架け橋となる重要エピソードなのです。