再生医療の分野で世界をリードするのが、iPS細胞再生医療実用化プロジェクトだ。パーキンソン病に対するiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞の移植手術や、難治性角膜疾患、心不全、さらには血液疾患に対する挑戦が着実に進んでいる。
実験段階の科学を患者が受けられる医療技術へと昇華させる道のりは平坦ではない。安全性と有効性の厳格な検証、均一な品質管理、そして倫理的な合意形成。国内外の医療・バイオテクノロジー産業と手を取り合いながら、高度先端医療の新たなスタンダードを確立しようとする試みは、日々更新され続けている。