スペンサーカラーはなぜ特別か?伝説の背景と名車カスタムの真価

スペンサーカラーはなぜ特別か?伝説の背景と名車カスタムの真価

スペンサーカラーはなぜ特別か?伝説の背景と名車カスタムの真価の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

スペンサーカラーが日本国内でこれほど深く浸透し、不動の地位を築いた背景には、二つの強力な推進力がありました。一つは80年代バイクブームの火付け役となったコミックカルチャー、もう一つはホンダ自身による巧みな市販車展開です。

しげの秀一氏による大ヒット漫画『バリバリ伝説』において、主人公・巨摩郡(コマグン)が駆った愛機が、まさにこのスペンサーカラーを彷彿とさせるシルバー×ブルーのCB750F(FZ型)でした。峠を舞台にしたリアルな描写と圧倒的な疾走感に憧れた当時の若者たちは、スペンサーの伝説と巨摩郡の勇姿を重ね合わせ、このグラフィックに特別な思い入れを抱くことになります。

さらにホンダは、ファンの熱烈な要望に応える形で、後年のネイキッドモデルに公式カラーとしてスペンサーパターンをリバイバル投入しました。代表的なモデルが以下の車種です。

  • CB1300SF スペンサーカラー:2004年に受注期間限定で発売されたスペシャルエディション。フラッグシップの車格にシルバー×ブルーのラインが見事に調和し、現在も中古車市場でプレミアム価格で取引されています。
  • CB400SF スペシャルエディション:中型免許クラスの絶対的ロングセラーにも投入され、若い世代のライダーへスペンサーのアイコンを継承する役割を果たしました。
  • アライ スペンサーヘルメット:アライヘルメットが手掛ける「RX-7X」シリーズなどのレプリカモデル。スペンサーの代名詞である青白赤のグラフィックは、登場以来四半世紀以上にわたりカタログに並び続ける異例のロングセラーです。
井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。