「ウラ」「ヤハ」「ハァ?」という奇声とともに暴れ回るうさぎは、一見すると作中最もカオスで理解不能な存在だ。テンションは常にハイ。行動は予測不能。不条理な行動で周囲を振り回すトラブルメーカーのように見える。しかし、その実態は「超ハイスペックな天才」だ。
ピンチの場面において、うさぎは一切の迷いを見せない。草むしり検定3級をあっさりと取得している高スペックを持ち、怪物との戦闘でも持ち前の身体能力と機転で友人を救い出す。言葉によるコミュニケーションを排しながらも、その圧倒的な存在感と頼もしさは唯一無二だ。理不尽な恐怖が襲いかかる世界の中で、ブレない狂気と強さを併せ持つうさぎは、読者に爽快感と安心感を与えるトリックスターなのだ。