三陸鉄道リアス線は、南の起点である大船渡市の盛(さかり)駅から、北の終点である久慈市の久慈(くじ)駅まで、全40駅を結ぶ長大路線です。かつて旧JR山田線として分断されていた釜石〜宮古間が2019年に三陸鉄道へ移管統合され、一本の「リアス線」として結実しました。三陸鉄道の震災復興の歩みを象徴するこのルートは、エリアごとに異なる表情を持っています。
旅の計画を立てるにあたり、押さえておきたい主要拠点駅の特徴は以下の通りです。
- 盛駅(大船渡市):南の玄関口。JR大船渡線BRT(バス高速輸送システム)と接続し、三陸銘菓「かもめの玉子」の本社ショールームにも近い拠点です。
- 釜石駅(釜石市):JR釜石線との接続駅。製鉄の街として栄え、ラグビーの聖地としても知られる中核駅です。
- 宮古駅(宮古市):三陸鉄道の本社と車両基地が置かれる運行の要衝。名物「瓶ドン」が味わえる飲食店や浄土ヶ浜へのバスアクセス拠点となります。
- 久慈駅(久慈市):北の終着駅。JR八戸線と接続し、琥珀の産地や海女文化の拠点として全国的に知られています。
全線を一気に走破する旅も魅力的ですが、移動距離が長いため、自身の滞在時間や目的に応じて「南リアス区間(盛〜釜石)」「中野区間(釜石〜宮古)」「北リアス区間(宮古〜久慈)」とエリアを分けて巡るプランニングも現実的です。