新宿のパフェ史を語る上で、絶対に外せない双璧が存在する。ひとつは130年を超える歴史を誇る老舗果実店をルーツに持つタカノフルーツパーラーだ。季節ごとに厳選された果実の熟度を見極める熟練の職人技は、もはや職人芸の域に達している。グラスの底からトップに至るまで計算し尽くされた果汁とクリームの比率は、王道にして頂点の味わいを生み出す。
一方で、銀座の洗練された美意識を新宿の地で展開する資生堂パーラーも、一切の妥協を許さない。伝統のハウスメイドアイスクリームとフレッシュフルーツの協奏は、クラシックでありながら常に新鮮な驚きを与える。これら老舗が牽引するフルーツパフェの精度こそが、この街全体のクオリティの底上げに寄与していることは疑いようがない。