あれから10年が経過した2026年現在、恋愛や婚姻における「年齢差」に対する社会の視線は劇的に変化した。ジェンダー観のアップデートが進み、パートナーシップのあり方は多様化の一途を辿っている。個人の尊厳や生き方の自由が最優先される現代において、大人の合意に基づく恋愛に「年の差」というレッテルを貼って好奇の目に晒す行為自体が、時代遅れとみなされるようになった。
当時の報道を今振り返ると、世間のバッシングの裏にあったのは「アイドルは永遠にファンだけのものであるべきだ」という無意識の所有欲だったのかもしれない。自立した大人の女性と、一人の表現者としての男性。二人の関係性は、時代がまだ追いついていなかった先進的なパートナーシップの姿だったのではないかという声も、近年では根強く聞かれる。