ネット上の口コミで最も多く見られるトラブルが「買ってすぐにワイヤーが切れてしまった」という破損報告です。しかし、製品自体の不良というよりも、バターケースのワイヤーが切れる理由の大半は使い方にあります。冷蔵庫から取り出した直後のバターは非常に硬度が高く、ピアノ線のような細いワイヤーに局所的かつ過度な負荷がかかるため、耐えきれずに破断してしまうのです。
ワイヤー切れを防ぎ、快適に使い続けるためのカットできるバターケースの使い方のコツは以下の3点に集約されます。
まず不可欠なのが「事前の室温戻し」です。カットする前にバターを冷蔵庫から出し、室温(20℃前後)で10分〜15分ほど放置します。表面を指で軽く押したときに、指の跡がうっすら残る程度の柔らかさがベストなタイミングです。電子レンジの解凍機能を使う方法もありますが、加熱ムラで一部が溶けて液体化すると後で固まってくっついてしまうため、自然放置が最も失敗しません。
次に「真上から均等に体重をかけること」です。左右どちらかに傾いたまま押し込むと、特定のワイヤーだけに強烈な張力がかかります。両手でフタまたはカッターの端を平行に持ち、垂直にゆっくりと押し下げる動作を心がけてください。最後に、カット後はすぐにバターをほぐそうとせず、そのまま冷蔵庫へ戻して冷やし固めると、1ピースずつ綺麗に取り出しやすくなります。