Q1:見た目が黒くて太いコードとケーブルは、どのように見分ければ良いですか?
A1:製品表面に印字されている型式記号とJIS認証マークを確認してください。「VCT」「VVF」「CV」などの表記があれば外装シースを備えたケーブルです。「VCTF」「HHFF」といった表記があるものはコード類に分類されます。また、手で持った際にフニャフニャと極端に柔らかいものはコード、ある程度のコシと硬さがあるものはケーブルという触感上の違いもありますが、確実な判別は表面の規格印字で行ってください。
Q2:VVFケーブルの表面に傷がついて白い芯線が見えていますが、そのまま使えますか?
A2:絶対に使用してはいけません。外装シースが破れて内部の絶縁電線が露出している状態は、物理的防護機能が失われており、わずかな衝撃や湿気で漏電・短絡を起こす危険があります。特に隠蔽部へ配線する場合は、傷んだ部分を切り落として健全な部分を接続し直すか、新しいケーブルに引き直す工事が必要です。
Q3:なぜ同じ太さの銅線なのに、ケーブルのほうが電線単体より許容電流が小さいのですか?
A3:熱の逃げにくさ(放熱性)が原因です。導体に電流が流れるとジュール熱が発生しますが、シースを持たない電線単体であれば周囲の空気に素早く熱が逃げます。しかし、ケーブルは複数の絶縁電線を分厚い外装シースで密閉して束ねているため、熱が内部にこもりやすくなります。温度が上昇しすぎると絶縁体の寿命が縮み火災の原因になるため、安全マージンとして流せる最大電流(許容電流)が低く設定されています。
Q4:配線工事を電気工事士に依頼した場合の相場感はどれくらいですか?
A4:専用回路の新規増設(ブレーカーからコンセント設置場所まで約10〜15mの配線)の場合、隠蔽配線か露出配管配線かによって異なりますが、概ね1回路あたり15,000円〜35,000円程度が標準的な相場です。壁内の構造や配線距離、高容量化に伴う幹線更新が必要な場合は追加費用が発生するため、事前に現地調査を伴う相見積もりを取ることが推奨されます。