古くからの慣習として、姫始めを行う日は毎年1月2日と定められています。なぜ元日(1月1日)ではなく、2日なのでしょうか。
日本の伝統的な正月行事において、1月1日は「年神様」を家に迎え入れる極めて神聖な一日とされてきました。そのため、元日は火を使った大掛かりな料理や労働を慎み、身を清めて静かに過ごすのが鉄則でした。
明けて1月2日になると、人々は日常の活動を少しずつ再開させます。この日は「事始め(ことはじめ)」と呼ばれ、以下のような様々な「新年の第一歩」を踏み出す日として位置づけられていました。
- 書き初め:新年に初めて毛筆で文字や絵を書く
- 初荷(はつに):新年初の商品の出荷や取引を祝う
- 初夢:1月2日の夜から3日の朝にかけて見る夢で一年の吉凶を占う
- 農野始め:農作業の準備や山の神への祈願を始める
このように、あらゆる仕事や生活行為のスタートを1月2日に切る風習があったため、姫始めも自然と1月2日の年中行事として組み込まれることになりました。