当時のファンの受け止め方や、現場の空気感はどうだったのでしょうか。ネットコミュニティや握手会現場の証言を検証すると、世間の反応は真っ二つに分かれていました。
第一波として押し寄せたのは、純粋な「恐怖」と「困惑」でした。動画サムネイルに映る変わり果てた姿に、多くのファンが「そこまでさせる必要があったのか」「見ていて胸が痛む」とショックを隠せませんでした。特に女性層や一般層からは、運営側のパワハラを疑う声や、グロテスクな制裁に見えることへの嫌悪感が噴出しました。
一方で、熱心なAKBファンの中には「グループを続けたいという本気度が伝わった」「中途半端に嘘をついて逃げるより潔い」と、彼女の狂気的な熱意を受け止める動きもありました。実際に研究生へ降格した後の峯岸さんは、腐ることなく劇場公演のバックダンサーやアンダー出演を愚直にこなし、岡田奈々さんや村山彩希さんら次世代の若手メンバー(13期・14期生)を育成する指導役として信頼を勝ち取っていきます。劇場に足を運んでいた現場ファンは、彼女の背信行為を許したというよりも、「その後の圧倒的な献身と努力」によって評価を上書きしていったのです。