90年代後半に社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』は、精神分析的なアプローチと緻密なSF設定で視聴者のトラウマと熱狂を同時に呼び起こした。内省的な主人公と謎に満ちた世界観は、後のSFアニメ全体に計り知れない影響を与えた。
その後、2000年代に登場した『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、ロボットアクションに高度なピカレスク・ロマンと頭脳戦の要素を掛け合わせることで、新たな金字塔を打ち立てた。エヴァが提示した内面世界の探求と、コードギアスが証明した極上のエンターテインメント性。このふたつの系譜が交錯することで、ロボットアニメというジャンルは単なるメカ好きの趣味を超え、極めて表現力の高い映像芸術へと深化を遂げたのだ。