都市伝説に対して、メーカー側はどう答えているのでしょうか。製造元である赤城乳業は、過去の取材やメディア対応、工場見学時の質疑応答において一貫した見解を示しています。赤城乳業 公式発表および広報担当者の回答は極めて明確です。
「包装フィルムから当たりを見分ける方法は一切ありません。外見から判別できてしまっては、くじ引きとしての公平性が損なわれてしまうため、完全にランダムになるよう厳格に管理しています」
この言葉の裏付けとなるのが、埼玉県にある同社の主力工場「本庄千本さくら『5S』工場」をはじめとする最先端の生産設備です。ガリガリ君の製造ラインは、完全に自動化・ブラックボックス化された高度なセキュリティ環境にあります。
第一に、包装に使用されるフィルムロールは超高速のグラビア印刷機によって数万メートル単位で一括印刷されます。この段階では「どのアイスにどのフィルムが巻かれるか」は決定していません。第二に、ガリガリ君 スティック 焼印が施される工程と、アイスの成型・充填工程は完全に同期していながらも、当たり棒は別の投入ホッパーから自動制御によって極めてランダムに混ぜ合わされます。カメラセンサーと画像認識AIが24時間稼働する最新ラインにおいて、人為的に特定の包装紙と当たりスティックを同期させることは技術的にもコスト的にも不可能です。
つまり、製造工学的な見地から検証しても「外装を見ただけで当たりを判別できる余地」は物理的に1ミリも残されていないのが動かしがたい現実です。