存じ上げるは謙譲語なのに相手に使うと失礼な真相

存じ上げるは謙譲語なのに相手に使うと失礼な真相

存じ上げるは謙譲語なのに相手に使うと失礼な真相にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

Q1:「存じ上げます」と「存じます」の違いは何ですか?
A1:知る対象が「人」であるか「物・事柄・自らの考え」であるかの違いです。「人」を高める謙譲語Iが「存じ上げます」(例:田中様を存じ上げます)であり、「物事を知っている・〜だと思う」という話相手全体への丁重語が「存じます」(例:詳細は存じております、ありがたく存じます)です。

Q2:取引先から「〇〇という人物をご存知ですか?」と尋ねられたらどう返すべきですか?
A2:知っている場合は「はい、よく存じ上げております」、知らない場合は「恐れ入りますが、存じ上げておりません」と答えるのが正確です。主語が自分であるため、謙譲語の「存じ上げる」を用います。

Q3:「存じ上げません」と「わかりかねます」はどう使い分けますか?
A3:「存じ上げません」は特定の人や事実に関する知識・面識がない状態を指します。一方、「わかりかねます」は「判断できない、回答する権限がない、推測が難しい」というニュアンスを含みます。人物の面識の有無であれば「存じ上げません」、対応の可否であれば「わかりかねます」を選択するのが適切です。

Q4:社外の人に対して自分の上司を立てる敬語を使ってはいけないのはなぜですか?
A4:ビジネス敬語では「ウチ(自社組織)」と「ソト(社外)」の境界線が絶対基準となるためです。社外の取引先の前では、たとえ社長であっても「身内」として扱い、身内の動作には謙譲語を用います(例:「社長の鈴木もその件は存じております」)。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。