今回、当誌が独占取材を許された2026年最新コレクションは、伝統と現代の美意識が見事に交差する出来栄えだ。丸十製陶株式会社が今季提示したのは、「削ぎ落とされた静寂」と「力強い土感」の同居。職人が薪窯の炎と対話し、自然が生み出す火色やビードロ釉の垂れを、現代の食卓に馴染むモダンなシルエットへと落とし込んでいる。
新作のリムプレートや深鉢は、和食はもちろんフレンチや北欧スタイルのテーブルセッティングにも驚くほど映える。エッジの効いたフォルムでありながら、手に触れる部分はしっとりと温かい。薄手でありながら耐久性を高める特殊な土の配合など、目に見えない職人のこだわりが随所に息づいている。