Q1:血管のプラークは、食事改善を始めてからどれくらいの期間で改善・退縮しますか?
A1:プラークの退縮には年単位の時間を要します。血液検査の数値(LDLや中性脂肪)は食事改善後1〜3ヶ月程度で変化が現れますが、血管壁の形態的変化がエコーで確認できるようになるには、厳格な脂質制限と抗炎症生活を最低でも半年から1〜2年以上継続する必要があります。焦らず継続的な画像モニタリングを行うことが不可欠です。
Q2:青魚の缶詰(サバ缶・イワシ缶)でも生の魚と同じようなプラーク予防効果は得られますか?
A2:十分に高い効果が期待できます。缶詰は空気を遮断した状態で加熱殺菌されるため、酸化に弱いEPAやDHAが空気中の酸素に触れず、非常に良質な状態で保持されています。ただし、味付け缶や味噌煮缶は糖分と塩分が過多になりやすいため、血管改善目的であれば「水煮缶」を選び、缶汁ごと料理に活用するのが最も効率的です。
Q3:コレステロールを下げるために卵は完全に断つべきでしょうか?
A3:一律に完全排除する必要はありませんが、すでにプラークが存在する場合は1日1個未満に抑えるのが無難です。食事性コレステロールの血中値への影響は個人差が大きいものの、脂質異常症を指摘されているハイリスク患者においては、卵黄に含まれるコレステロールや飽和脂肪酸が血管内皮の炎症を後押しするリスクが臨床研究で指摘されています。