一方で、こうした「仕事ができない」というレッテル貼りの背後に、組織側の無意識の偏見が存在する可能性も見逃せない。同じように意見を発言しても、男性なら「リーダーシップがある」と評価され、女性だと「生意気」「感情的」と捉えられるダブルスタンダードが残存する職場も存在する。
また、期待される役割のギャップや適切なフィードバックの不足が、本人の成長機会を奪っているケースもある。「仕事ができない」という現象は、個人特有の癖だけでなく、評価システムやコミュニケーション構造の歪みから生じている側面についても客観的に観察する必要がある。