賃貸マンションやアパートで隙間テープを施工する際、最も恐れるべきは「退去時の原状回復費用請求」である。建具の木枠に粘着剤が固着して塗装が剥がれたり、アルミサッシに頑固な糊が残ったりすると、クリーニング費用や部材交換費用を巡ってトラブルに発展しやすい。
賃貸物件での施工における鉄則は、「マスキングテープ(養生用)を下地に敷くこと」だ。建具側にまず弱粘着の高品質マスキングテープを貼り、その上に隙間テープを貼り付ける「二重貼り工法」を採用すれば、退去時は下地のマスキングテープごと綺麗に一括で剥がし取ることができる。
もし直接貼ってしまい、経年劣化でテープが硬化してしまった場合は、無理に爪や金属ベラで擦ってはならない。隙間テープ剥がし方賃貸向けメソッドとして、以下の手順を推奨する。
まず、ドライヤーの温風を20〜30秒当てて粘着剤を熱で軟化させる。端からゆっくりと斜め45度の角度で引っ張りながら剥がしていく。残った粘着剤のネバつきに対しては、木製建具なら市販のシール剥がし液(天然オレンジオイル系)を染み込ませて拭き取る。金属・アルミサッシ面であれば、無水エタノールやパーツクリーナーを布に含ませて優しく拭き上げることで、下地を傷めることなく新品同様の状態へ復元できる。