「あの哀愁を帯びたアコースティックギターの音色を聴くだけで、日頃のストレスがスーッと消えていく」——視聴者から絶賛される要素の一つが、秀逸なBGMの選曲です。
最も問い合わせが多いオープニングテーマ曲は、アメリカのロックバンド「パール・ジャム」のフロントマンであるエディ・ヴェダー(Eddie Vedder)が手掛けた名曲『Guaranteed(ギャランティード)』です。この楽曲は、文明社会を捨ててアラスカの荒野へと旅立った実在の青年を描いた映画『Into the Wild(イントゥ・ザ・ワイルド)』(2007年公開)の劇中歌として書き下ろされたものであり、旅情と孤独、そして自然への畏怖を見事に表現しています。
また、道中のドライブシーンや焚き火調理の場面では、ジョン・バトラー・トリオ(The John Butler Trio)のインストゥルメンタル楽曲や、ルーツ・ロック、ブルーグラス調のアコースティックギター、スライドギターのサウンドが散りばめられています。過剰な効果音(SE)を一切排除し、環境音(風の音、川のせせらぎ、薪の爆ぜる音)とアコースティックの調べを調和させる音響設計が、番組のドキュメンタリー性を極限まで高めています。