宿泊予約サイトやSNS上で散見されるマロウドイン大宮の評判において、最も多く目にするのが「建物の古さ」に関する指摘です。本館が開業したのは昭和のビジネスホテル全盛期。エントランスやエレベーターホール、客室のドアを開けた瞬間に広がる木目調の内装や重厚な絨毯からは、確かに一世代前の建築様式が色濃く感じられます。
鍵は近年主流のICカードキーではなく、重量感のあるキーホルダーが付いたシリンダーキーを採用。オートロック機能は備わっているものの、外出時にはフロントへ預ける運用が基本です。水回りもクラシカルな2ハンドル混合栓(お湯と水を自分で回して調整するタイプ)が残る部屋が多く、最新デザイナーズホテルのようなワンタッチ操作に慣れた若い世代からは戸惑いの声が上がることも珍しくありません。
しかし、ネット上のマロウドイン大宮の口コミを詳細に分析すると、単なる「老朽化批判」とは異なる実態が浮かび上がります。客室のリネン類は糊が効いて清潔に保たれており、ユニットバスの目地や換気扇周り、ベッドメイキングに至るまで清掃スタッフの手入れは丁寧に行き届いています。「古いけれど不潔ではない」という評価が多数派を占めており、昭和レトロな落ち着いた雰囲気を好むリピーターや、駅近での実利を最優先するビジネスパーソンから手堅い支持を得ています。