歯列矯正だけでは劇的な変化が得られない深刻な骨格の不均衡に対しては、外科的矯正手術である「オステオトミー(骨切り術)」が検討される。下顎骨を切離して前方へ移動・固定するこの手術は、骨格そのものを根本から再構築する力を持つ。
オステオトミーは、横顔のシルエットを格段に向上させるだけでなく、気道を拡大して呼吸機能を劇的に改善する利点もある。ただし、全身麻酔を伴う大規模な手術であり、長期間のダウンタイムや神経麻痺のリスクも伴う。術前の緻密なシミュレーションと、経験豊富な専門医による診断が何よりも重要とされる。