首都圏のスーパーマーケットでの売り場観察およびSNS等の購買実態調査を行うと、多くの消費者が「価格の安さ」や「低脂肪の文字」だけを見て商品をカゴに入れている実情が浮き彫りになります。
「毎日飲むカフェラテ用に安いパックを買ったら、泡立ちが悪く水っぽかった。確認したら低脂肪タイプの乳飲料だった」という声や、「ダイエットのために低脂肪を選んでいたが、加工乳と低脂肪牛乳で風味が全く違って驚いた」という意見が数多く見受けられます。
ここで重要なのが、低脂肪乳と無脂肪牛乳の違いです。同じ「脂質カット」を謳う商品でも、生乳から脂肪分だけを取り除いた「低脂肪牛乳」は牛乳由来の自然な後味が残ります。一方、脱脂粉乳を水で還元した「加工乳の低脂肪タイプ」や「乳飲料」は、すっきり感が強い反面、人によってはコク不足と感じることがあります。
また、コーヒー牛乳種類別の表記ルールも現場ではよく知られたトピックです。公正競争規約により、生乳100%以外の製品に「牛乳」という単語を商品名として大きく表記することは禁じられており、現在市販されている親しみのあるコーヒー風味の飲料は、大半が「コーヒー入り乳飲料」または「清涼飲料水」に分類されています。