チケット発券時、座席番号に「2階」の文字を見つけて落胆するファンは少なくありません。「2階後方は遠い」という噂は誇張なのか、それとも事実なのか。結論から言えば、物理的な距離が極めて離れているのは紛れもない事実です。
ホールAにおいてホールA 2階後方が遠いと言われる理由は、その構造的寸法にあります。ステージのセンターから2階最前列までの水平距離は約35mですが、2階の最後列(26列目)になると約67mに達します。さらに2階席は上方向へのすり鉢状設計となっているため、高低差を加えた直線距離では約75〜80mに達します。これは20階建て以上の高層マンションの屋上から地上を見下ろす感覚に近く、ステージ上の演者は指先サイズ、顔の表情の肉眼確認は不可能です。
しかし、これが単なる「見えづらい席」で終わらないのがホールAの秀逸な設計です。ホールA 2階席 見え方の真相を深掘りすると、2階フロアには約30度というスキーのゲレンデ並みの急傾斜がつけられています。各列ごとに約40cm近い段差が確保されているため、前の座席の観客の頭でステージが隠れる「視界被り」が物理的にほぼ発生しません。ライティングの美しさ、フォーメーションダンスのシンクロ率、会場全体の一体感をダイナミックに楽しむパノラマシートとしては、他会場のアリーナ後方席を遥かに凌ぐ快適性を誇ります。