レジェンド校長とは誰か?1万2千人買春事件の真相と現在を追う

レジェンド校長とは誰か?1万2千人買春事件の真相と現在を追う

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事件が報道されると、世間は教育者による卑劣な国際児童買春に激しい怒りを向けました。しかし、ネット空間では次第に特異な文脈で語られるようになります。それが「生きた統計学」「統計学クラッシャー」「平均値を壊した男」という異名です。

SNSやネット掲示板でこのスラングが多用される理由は、統計学における「平均値(Mean)」と「中央値(Median)」の概念を説明する際、あまりにも分かりやすい極端な実例となってしまったからです。

ネット上で語られる典型的な皮肉の構図:

「日本全国の校長(約3万人)の生涯買春回数を調査したとする。彼ら以外の校長が全員0回だとしても、高島元校長ひとりが12,660回を叩き出すことで、『日本の校長は平均0.4回買春している』という狂った平均値が爆誕してしまう。だからこそ、外れ値に左右されない中央値を見なければならない──中央値の大切さを身をもって教えてくれた教育者の鑑(皮肉)」

ネットユーザーの間では、「12,660人のうち、下3桁の『660人』すら常人には不可能な数字なのに、それが端数に見える」「単位が1タカシマ=12,660」といった大喜利的なミームが量産されました。悪質な犯罪行為であることは誰もが重々承知していながら、現実離れした数値のスケール感によって、不謹慎なダークミームとして消費され続けてしまったのが実態です。

また、2016年1月に発売された月刊誌『新潮45』(2016年2月号)には、高島元校長本人が獄中から寄せた「告白」と題する独占手記が掲載されました。その中で本人は、最初は罪悪感があったものの次第に感覚が麻痺し、写真撮影とアルバム整理が海外旅行のスタンプラリーのような感覚になっていたと述懐しています。この手記の存在も、彼のパーソナリティを巡るネット上の議論をさらに加熱させる要因となりました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。