菅義偉氏に関する病気説がネット上で急速に拡散した契機は、テレビ中継や街頭演説での「歩行のふらつき」や「ろれつが回りにくい話し方」にありました。官房長官時代に見せていた隙のない答弁や早足での移動風景を知る視聴者にとって、近年の姿に違和感を覚えた人が少なくありませんでした。
特にSNS上では、歩幅の狭さや手の震えといった動作から「パーキンソン病の初期症状ではないか」、あるいは過去に言葉が詰まる場面があったことから「軽度の脳梗塞を患ったのではないか」という憶測が生まれました。しかし、これらは医療関係者による正式な診断に基づくものではなく、外見上の変化から派生した一般ユーザーの推測が独り歩きした側面が強いと言えます。
現時点で、事務所や医療機関から特定の重大な疾患名を公表した事実は一切ありません。後述する定期検診や加齢による身体機能の自然な変化が、過度に誇張されて伝わった可能性が高いとみられています。