全身赤の衣装と眩しい金髪。お笑い界を見渡しても、これほど記号性の高いアイコンを確立したタレントは稀だ。画面に映るだけで一瞬で誰だか判別できる完成されたパブリックイメージ。しかし、その象徴である「髪色」が変わったという報が駆け巡った瞬間、メディアと世間の熱量は一気に跳ね上がった。
企画の趣旨や番組のドッキリ演出、あるいはスペシャルドラマへの出演など、これまでも一時的にウィッグを用いて黒髪に扮したケースは存在した。だが、今回の動きは一味違う。長年見慣れた「赤と金」の対比が崩れたときの異物感。それが視聴者の強烈な興味を惹きつけて離さないのだ。