人間の味覚メカニズムにおいて、脂質とうま味、塩分の組み合わせは脳の報酬系を最も強力に刺激すると言われている。天かすに含まれる香ばしい油脂感と、大豆の発酵から生まれるめんつゆの出汁感。そこに青のりのミネラル溢れる磯の香りが加わることで、味覚の「黄金の三位一体」が完成するのだ。
元々は南極観測隊の夜食として考案されたとも言われるこの組み合わせ。極限状態の環境でいかに手軽にカロリーと満足感を得るかという知恵の結晶が、巡り巡って街中の大ヒット商品へと昇華した。中毒性の高さゆえに「悪魔」と名付けられたネーミングセンスも、SNS時代において爆発的な拡散を後押しした大きな要因である。