ネット上で無数に擦られ続けている「ラーメン三銃士」の初出は、雁屋哲原作・花咲アキラ作画による名作漫画『美味しんぼ』です。具体的には、単行本第38巻・第3話から第5話(文庫版第26巻)に収録された「ラーメン戦争」というエピソードになります。週刊ビッグコミックスピリッツ本誌に掲載されたのは1993年であり、実に30年以上の歳月が経過しています。
このエピソードは、東西新聞文化部の山岡士郎と栗田ゆう子が、駅ビル内のさびれたラーメン屋「流星麺」を営む店主・大原(東西新聞社・大原社主の親戚)から相談を受けるところから始まります。同じフロアに、大手資本がバックについたチェーン店「中華飯店・満腹楼」が開店し、客を奪われて潰れかけていたのです。さらに、満腹楼の冷徹なプロデューサー・黒須から屈辱的な立ち退きを迫られるという絶体絶命のピンチに陥っていました。
そこで山岡が「資本の力に頼らず、本物の味で勝負に勝つ」ために集めたブレーンこそが、ラーメン業界の各分野を極めたエキスパート集団、すなわち「ラーメン三銃士」でした。