「獺祭 島耕作」は、2018年8月10日から全国の特約店や直営店で一斉に発売されました。その当時の定価は720ml瓶で1本1,200円(税別)という、純米大吟醸としては破格の設定でした。
さらに注目を集めたのは、その収益構造です。旭酒造は販売価格のうち1本につき200円を寄付金として拠出することを明言。製造原価や流通コストを差し引けば、蔵元側に利益はほとんど残らない設定でしたが、被災地支援を最優先とする姿勢を貫きました。
最終的な販売本数は約58万本に達し、集まった寄付金の総額は1億1,600万円以上を記録。この寄付金は、被害の大きかった山口県、広島県、愛媛県、岡山県などの各被災自治体へと全額届けられ、道路やインフラの復興、被災者の生活再建に役立てられました。