顔の造形以上に「似すぎていて鳥肌が立つ」と視聴者を驚かせているのが、小泉孝太郎さんと進次郎さんの声質と話し方です。
テレビの画面を見ずに音声だけを聞いていると、どちらが喋っているのか一瞬判断に迷うファンも少なくありません。二人の声はともに、耳に心地よく響く深みのある低音の美声(バリトンボイス)であり、母音の発音が明瞭で聞き取りやすいという特徴を持っています。この通る声は、かつて日本中を沸かせた純一郎氏の「ワンフレーズ演説」を彷彿とさせる天性のギフトです。
ただし、言葉のデリバリーには明確な個性の違いがあります。孝太郎さんは相手を包み込むような温かみのあるトーンで、聞き手に安心感を与えるナチュラルな語り口が持ち味です。対して進次郎さんの演説や会見では、短いフレーズで聴衆の注意を引きつける「独特の間」やリフレインを巧みに活用する修辞法が際立ちます。表現のアプローチは異なれど、声の響きそのもののDNAは完全に一致していると言えます。