韓国旅行 お酒 パスポート年齢確認の現場では、日本の感覚のままでいると強い拒絶に戸惑うケースが目立ちます。SNSや旅行コミュニティでは、「パスポートのスマホ写真を見せたが入店を断られた」「同行者のうち1人が原本をホテルに忘れただけで全員追い出された」という書き込みが毎日のように投稿されています。
なぜ現地の飲食店は、観光客相手にここまで冷徹な対応をとるのでしょうか。その背景には、飲食店経営を一夜にして破綻させかねない韓国 居酒屋 年齢確認と罰則の真相があります。
韓国の食品衛生法および青少年保護法に基づくと、未成年に酒類を提供した事業者には、1回目の違反で2ヶ月の営業停止処分、2回目で3ヶ月の営業停止、3回目で営業許可取消という極めて重い行政処分が下されます。家賃や人件費の高いソウル市内の繁華街で2ヶ月間の営業停止を受けることは、事実上の倒産宣告に等しい打撃です。さらに、2年以下の懲役または2,000万ウォン(約220万円)以下の罰金という刑事罰が事業者に科されます。
現地取材班がソウル市麻浦区の居酒屋オーナーに取材した際、店主は次のように苦しい胸の内を明かしました。
「摘発を逃れるために精巧な偽造身分証を使う現地の若者も多く、警察の覆面捜査も頻繁に入ります。外国人だからと油断して未成年に酒を提供してしまえば、私たちの生活は一瞬で終わる。原本で生年月日と顔写真が確認できない限り、どんなにお金を落としてくれそうなグループであっても絶対に入店させないのが業界の鉄則です」
スマートフォンの画面キャプチャやカラーコピーは、画像加工アプリによる偽造が容易であるため、正規の身分証として認められません。観光客が夜の街へ繰り出す際は、原本の携帯が必須条件となります。