単なるリフレッシュを超え、科学的根拠に基づいた「睡眠改善プログラム」として大浴場を活用する動きも本格化している。夜間の入浴タイミングと水温設計に着目した「ディープリラックスナイトバス」がその代表例だ。
照度を落とした間接照明と、自律神経を整えるバイノーラルビートの環境音。40度前後のぬるめの湯に浸かることで副交感神経を優位にし、就寝の90分前に深部体温を効果的に上げる。客室に戻った頃には心地よい眠気が自然と訪れる仕組みだ。ホテル全体の満足度を引き上げる「質の良い睡眠」のキープレイヤーとして、浴場の存在感は増すばかりである。