閉鎖病棟に入院した場合、どのくらいの期間で退院できるのか、費用はいくらかかるのかは最も切実な問題です。厚生労働省の統計や近年の精神科医療改革により、長期入院を減らし地域移行を進める方針が定着しています。急性期病棟であれば平均在院日数は約1〜3ヶ月(30日〜90日程度)が目安となっており、症状の沈静化に伴い開放病棟へ転棟したのち、通院治療へステップ移行する流れが標準的です。
入院にかかる費用の目安は、保険診療(3割負担)の場合で月額約15万〜30万円前後(治療費、投薬料、入院基本料、食事療養費を含む)です。ただし、日本の公的医療保険には高額療養費制度があるため、一般的な所得世帯であれば実際の自己負担額は月額8万〜9万円程度(食事代別)に抑えられます。個室を希望する場合は、別途1日あたり数千円〜数万円の差額ベッド代が発生するため事前の確認が欠かせません。