刺繍糸の正しい取り方と絡まない引き抜き方|失敗しない基礎テクニック

刺繍糸の正しい取り方と絡まない引き抜き方|失敗しない基礎テクニック

刺繍糸の正しい取り方と絡まない引き抜き方|失敗しない基礎テクニックにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

カセから必要な長さ(約40〜50cm)を切り取った後、最もミスが発生しやすいのが「6本撚りから指定の本数を取り分ける工程」です。刺繍図案には「2本取り」「3本取り」といった指定がありますが、束から直接2本をつまんで引き抜こうとすると、十中八九途中で絡まり、硬い玉(鳥の巣状態)になってしまいます。

初心者でも一切絡まない、プロ推奨の分け方手順は以下の通りです。

ステップ1:糸端を軽くほぐす
カットした糸の端を指先で軽くねじり戻し、6本の繊維の頭を扇状に広げます。

ステップ2:1本だけを垂直につまみ上げる
広げた糸端から、完全に1本だけを利き手の指先でしっかりとつまみます。

ステップ3:残りの5本を軽く押さえて引き抜く
もう片方の手の親指と人差し指で、残る5本の根元を「ふんわりと軽く」保持します。このとき、強く握り込みすぎないのが最大のコツです。つまんだ1本を真上に向かって一定のスピードですーっと引き抜きます。

引き抜く際、残された5本がクシュクシュと縮んで毛虫のように縮小しますが、焦る必要はありません。1本が完全に抜け切った瞬間、残りの5本は重力と糸自体の復元力ですとんと元の真っ直ぐな状態に戻ります。2本取りで刺したい場合でも、「1本抜く作業を2回繰り返し、後から2本を揃える」のが、糸のヨレを防ぎステッチの光沢を美しく仕上げる黄金ルールです。

森 瞳
著者

森 瞳

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