1998年10月9日に結成され、1999年11月3日にZepp Tokyoでのラストライブをもって電撃解散したチェキッ娘。シングル『抱きしめて』『はじまり』などの名曲を残しながらも、活動期間はわずか1年1ヶ月という短命さでした。ネット上では「不仲による空中分解ではないか」といった憶測が長年飛び交いましたが、実際の解散理由は極めて構造的・ビジネス的な側面に起因しています。
最大の要因は、母体番組であった『DAIBAッテキ!!』の改編に伴う放送終了でした。チェキッ娘はおニャン子クラブのスキームを踏襲したフジテレビ主導のメディアミックス型プロジェクトであり、日々の生放送という露出プラットフォームの終了とともに、グループとしての活動も完結することが当初から定められた規定路線に近かったのです。また、現役高校生や進学を控えたメンバーが多かったこともあり、学業復帰を望む者、早期にソロ転向を果たした下川みくにのように音楽活動に専念する者など、各自の将来設計が分岐点に達していたことも決定打となりました。
解散から長い歳月が流れた後も、彼女たちの連帯は途切れることがありませんでした。音楽特番「テレ東音楽祭」で約26年ぶりに一夜限りのパフォーマンスを披露した際、熊切は自身のSNSで「幸せすぎる時間でした」と投稿し、ファンから「永遠のアイドル」「あの頃の熱気が蘇った」と感涙のコメントが殺到しました。大瀧彩乃との現在進行形の親交も含め、チェキッ娘は消費されて終わる一般的なアイドルとは異なり、互いの第二の人生を支え合う稀有なコミュニティとして機能し続けています。