「締め付けがないのに、本当に理想の谷間が作れるのか」という疑問に対して、結論から言えば設計が最適化されたモデルを選べば十分に谷間は形成可能です。ただし、そこにはワイヤーブラとは異なる力学的メカニズムが存在します。
ワイヤーブラは硬質な金属フレームでバージスラインを固定し、斜め下から強制的に肉を中心へ押し集めます。一方、盛れるノンワイヤーブラは、カップ底面の厚みでバストの底上げを行い、伸縮性のあるサイド生地の張力(テンション)を利用して内側へ引き寄せる仕組みです。
そのため、着用時の感覚には明確な違いが現れます。金属が肋骨に当たる鋭い痛みや圧迫感がない反面、皮膚表面に面でかかる適度なホールド感があります。「全く何も着けていないような無重力感」を求めるとギャップを感じる場合がありますが、「一日中着けていても夕方にアンダーが痛くならない快適さ」と「服の上からでもはっきり分かる立体感」のバランスは極めて高水準に達しています。