カリスマ指導者・大川隆法氏の急逝は、教団のパワーバランスを完全に崩壊させた。絶対的な神として君臨していたトップの不在。残された教団幹部たちは、遺産相続と教団の主導権を巡る泥沼の権力闘争に突入している。
「総裁が生きていた頃は、どんなに理不尽なノルマや献金要請があっても『神の教え』として飲み込む信者が多かった。しかし今は違います」
そう語るのは、教団の中枢施設で長年勤務した元職員のA氏だ。現在、信者数の激減に伴い、末端の信徒に課される金銭的ノルマは一層過酷化しているという。「お布施」という名目で集められた資金の使途は不透明さを増し、生活破綻に追い込まれる信者家庭も後を絶たない。信者離れの加速と、それに反比例するような集金圧力の強化――この悪循環こそが、外部から教団が危険視される最大の要因となっている。