Q1:走る前のエネルギー補給はバナナやゼリーなら直前でも大丈夫ですか?
A1:エネルギーゼリーやバナナは比較的消化が早いものの、走る直前(30分以内)の摂取は避けるべきです。運動直前に糖質を急激に摂取すると血糖値が急上昇し、インスリンが分泌された状態で走り始めることで「インスリンショック(低血糖)」や胃の揺れによる腹痛を招きます。補給食を摂る場合でも、出走の45分〜1時間前までに済ませるのが安全です。
Q2:冬場のランニングで特にお腹が痛くなりやすいのはなぜですか?
A2:外気による腹部の直接的な冷却と、寒冷刺激による自律神経の交感神経緊張が重なるためです。お腹が冷えると内臓血管が収縮して血流が一気に悪化し、腸の異常痙攣や下痢が誘発されます。冬場は腹巻き(ウエストウォーマー)の着用や、ウインドブレーカーで前面の風を遮断する保温対策が極めて効果的な予防策になります。
Q3:走っている時の下痢を防ぐために下痢止め薬を事前に飲んでも問題ありませんか?
A3:自己判断での予防的な常用は推奨されません。市販の止瀉薬(下痢止め)の中には腸の動きを完全に止めてしまう成分があり、運動中の脱水や熱中症リスクを高めたり、腸管内にガスを過剰に溜め込んで激しい腹痛を引き起こしたりする恐れがあります。慢性的に下痢を起こす場合は、過敏性腸症候群(IBS)などの可能性を含め、消化器内科で専門医に相談してください。