筋トレだけは逆効果?最短で筋肉をつける科学的アプローチと新常識

筋トレだけは逆効果?最短で筋肉をつける科学的アプローチと新常識

筋トレだけは逆効果?最短で筋肉をつける科学的アプローチと新常識に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

筋肉が大きくなる生理的プロセス、すなわち筋肥大メカニズムの根幹は「筋タンパク質合成(MPS)」が「筋タンパク質分解(MPB)」を上回る状態を作り出すことにあります。ウエイトトレーニングを行うと筋線維に機械的張力(メカニカルテンション)がかかり、筋合成シグナルであるmTOR(エムトア)回路が活性化します。しかし、トレーニング直後の体内はエネルギーを消費しきっており、分解作用(カタボリック)が優位に傾いている状態です。

ここで十分な栄養と休息を与えなければ、体は自らの筋肉をアミノ酸に分解してエネルギーを補填しようとします。これこそが、ハードに鍛えているにもかかわらず筋肉がつかない理由の代表例です。「筋トレは筋肉を壊す引き金に過ぎず、実際に筋肉を構築するのはその後のリカバリープロセスである」という事実を認識することが、体を変える第一歩となります。

また、毎回同じ重量や回数で満足してしまう負荷のマンネリ化や、フォームの崩れによる対象筋への刺激抜けも成長を妨げる要因です。筋肉をつけるためには、過去の数値を少しずつ更新していく漸進性過負荷の原則(プログレッシブ・オーバーロード)の徹底が欠かせません。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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