三億円事件・少年Sの遺書と青酸死の謎|白バイ警官の父と消えた真相

三億円事件・少年Sの遺書と青酸死の謎|白バイ警官の父と消えた真相

三億円事件・少年Sの遺書と青酸死の謎|白バイ警官の父と消えた真相の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

警察は少年Sの死後、彼を被疑者死亡のまま書類送検することを目指し、現場に残された膨大な物証との照合を行いました。しかし、科学的な鑑定結果は捜査本部の期待をことごとく裏切ることになります。

検証項目少年Sと現場物証の照合データ当時の捜査基準・鑑識結果編集部の見解・評価指紋照合偽白バイ、現金輸送車、発煙筒等から採取された指紋と完全不一致現場に残された複数の遺留指紋と少年Sの指紋は合致せず物理的接触の証拠がなく、実行犯としての立証は極めて困難血液型少年S:A型
現場遺留品(唾液等):B型判定が主流鑑識結果に一部食い違いがあるものの、型の不一致が指摘された当時の血液型判定技術の揺らぎを考慮しても強いシロ要素奪われた現金2億9430万円(500円札、1000円札など約3万枚の紙幣)少年Sの自宅、隠し場所、交友関係から1円も発見されず死後も金の行方は完全に不明。単独犯であれば隠滅は不可能ヘルメット等の装備現場遺留の白ヘルメットの頭囲サイズと少年Sの頭囲のズレ遺留品ヘルメットの内側に付着した汗や皮脂の痕跡とも一致せず少年Sが現場でヘルメットを着用していた可能性を否定する材料時効成立1975年12月10日:刑事公訴時効(7年)
1988年12月10日:民事時効(20年)延べ17万人の捜査員、捜査費用9億円超を投じるも未解決少年Sの死によって捜査の初動方針が固定され、迷走した結果

これらのデータが示す通り、物証の観点からは「少年S=実行犯」と断定できる決定打はゼロでした。名刑事として知られた平塚八兵衛捜査一課警部補が「少年Sはシロだ」と主張し、現場に残された120点もの遺留品を重視する方針へ舵を切ったのも、この明白な物証の乖離があったからです。

山田 真由
著者

山田 真由

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